亡きおじさんの家の近くを通るたび、玄関前でおじさんが出てくるのを待つ黒柴、はるくん。(提供:黒柴はるママさん)
たっぷり撫でてくれたおじさん、いつもオヤツをくれたおばあちゃん…犬は優しくされた人や大好きな人を決して忘れません。たとえその人がこの世からいなくなってしまっても…ずっと待ち続ける健気な姿が心を打ちます。そんな優しい目をした犬さんたちの話題になった実話をまとめて紹介します。
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「犬は優しくされたことを忘れない」2年前に亡くなったおじさんを、今も待ち続ける黒柴の後ろ姿が切ない
「一昨年亡くなった大好きなおじさん。前を通ると必ず玄関前まで行き待ってる。『おぅ、来たのかぁ~』って笑って出てきそうだもんね」と投稿されたツイートが話題になりました。写真には、降り積もる雪のなか、お座りをしてずっと誰かを待ち続けている黒い柴犬の後ろ姿。 黒柴さんが待っていたのは、写真の家に住んでいた大好きな「おじさん」。おじさんは一昨年、病気がもとで急逝。黒柴さんは大好きな人に突然会えなくなったことが理解できず、おじさんが他界して1年が経った去年の今頃も、おじさんの家の前で「おじさんを呼びに行こうよ」と飼い主さんを誘っていました。
それからさらに1年。先日、久しぶりにおじさんの家の近くを通りかかった黒柴さんと飼い主さん。おじさんの家の玄関前にちょこんと座り、大好きなおじさんが出てくるのをずっと待ち続けていたそうです。亡くなって2年が経った今でも、大好きな人をずっと覚えている黒柴さんの切ない後ろ姿に、「忠犬ハチ公みたいだよ」「泣けるよね」と、心震える声が寄せられました。
犬は「優しさのかたまり」高齢の母に合わせてゆっくり歩く柴犬が話題 普段とは別犬…「涙がとまらない…」「だから大好き!」
「私がリードを持つと、歩くの早いし、引っ張りも強いし、自由に歩いて散歩してる困ったちゃんだけど、高齢の母がリードを持つと別犬かと思うぐらい、めちゃくちゃ遅い。母の歩く速度に合わせてトコトコ歩く犬。尊い。優しさのかたまり」というつぶやきと共に投稿されたのは、柴犬さんとお母さんが歩く映画のワンシーンのような写真です。 高齢のお母さんをさりげなく気遣いながら、トコトコゆっくり歩く柴犬さんの姿に「涙がとまらねえ…」「だから犬が大好き!」といった絶賛のリプライが殺到しました。もともとお母さんの歩く速度は年齢相応に遅いのですが、腰を痛めた後はもっと遅くなっていて、明らかに柴犬さんはそれに合わせて歩いていたといいます。 娘さんと散歩するときの柴犬さんは歩くのも早いし、突然走ったり好きな方向に行ったり、力も強く引っぱりも激しいそうです。イヤイヤもするし、他のワンちゃんにすぐ興奮するし、結構自由にやっています。ところがお母さんとは「いつもこうだよ」と。それを聞いてびっくり。なんて優しい子なの!ちゃんと人を見てるんだなぁと感動したそうです。