関係者によると「ボクシングデーの狩猟はロイヤルファミリーにとって大きなイベント。だから王女は愛犬を連れて行った。愛犬は真っ直ぐ番人の犬のところに走っていって噛み付いた。本当に激しく興奮していた」。強く噛み付いていたので引き離すのに時間がかかったという。2匹とも命に別状はなくケガをした人もいなかった。しかし「たくさんの血が流れ、叫び声や怒鳴り声が上がった」「その後しばらく緊迫した雰囲気に包まれていた」と関係者。「子どもたちを襲っていたら……と考える人もいた」と語っている。
そう心配する人がいるのには理由がある。王女のブルテリアがニュースを賑わせたのはこれが初めてではなく、2002年には王女が愛犬ドッティとウィンザー城領地内の公園を散歩していたところ、ドッティが逃げ出し2人の少年に噛み付いたことがある。このとき王女は罪を認め罰金を支払っている。また翌年には王女のブルテリアがエリザベス女王のコーギー、ファロスを襲うという事件も起きた。雑誌『ピープル』によるとファロスは助かる見込みがなかったことから安楽死させられた。今回、ケガ人や死亡する犬が出なかったのは不幸中の幸いと言えそう。